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3.11に災害対策を見直すクセをつけておく

● 3.11に災害対策を見直すクセをつけておく

スペシウムの浅井達也です。

2011年以来、3月11日という日が日本人にとって特別な日となっていますね。
東日本大震災という大災害。しかし残念ながらヒトの記憶は徐々に風化していきます。

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東日本大震災

そこで今回はいま一度、東日本大震災を教訓とした災害対策のポイントを7項目あげてみました。

1.リスクアセスメントの想定を見直す。
東日本大震災では、福島原子力発電所の機能停止が大きな問題になりました。
ところで福島原子力発電所は、災害を想定せずに設計されたのでしょうか?
マグニチュード 8.7 の地震と 5.7 メートルの津波に耐えうるように設計しました。
しかし、東日本大震災ではマグニチュード 9.0 の地震が起き、 14 メートルの津波が発生したのです。
実は、2004 年にマグニチュード 9.3 の地震と、それが 引き金となった 30 メートルの津波というのがインド洋でおきました。
福島原子力発電所が運転開始したのは 1971 年ですが、それ以来、当初の想定を見直すことなく運営されていたのです。
もし2004年の地震後にリスクアセスメントを実施していれば、防波堤を高くするなどの修正を加えていて、原発停止といった一連の事故が防げたかもしれないのです。
つまり、事業リスクアセスメントを 2 ~ 3 年に一度更新することが重要になってくるのです。

2.リスクのシナリオを分析するときには出来事の連鎖を考慮する
地震の備えとして、今までは地震の揺れそのものと、それに誘発される津波について対策がとられていました。
しかし東日本大震災では、原発停止というさらなる問題が重なったことで、核の危険性から、食料やエネルギー供給といった、多方面に影響がでました。
つまり、たとえば地震といった主要なリスクそのもののみならず、そこから起こり得るできごとについても考慮する必要があるのです。

3.重要な関係各社の準備状況を確認する
自社が災害対策に万全を期していても、自社の仕入れや供給といった関係各社の災害対策がなされていないがために、結局自社にも影響が及んでしまうということがあり得ます。
単独で機能している企業は少なく、たいていは関係各社があって事業を運営しています。
協力会社を選定する際は、相手側の災害対策の準備状況を確認したり、意識を同じにするように努めることが必要になってくるのです。

4.従業員は従業員である前にまず「人」であることを忘れない
東日本大震災では、大きな被害と、繰り返される余震による精神的ストレス、そして食料、水、電力の不足などで、従業員が通常の勤務スケジュールに戻るには数週間かかりました。
災害対策には、従業員の長期にわたる身体的/精神的な健康および安全に焦点を置き、短期的には人材配置に独創的な選択肢を含める必要があります。
重大な危機のときには、何よりも従業員とその家族の健康と安全を最優先することを想定する必要があります。

5.複数の形態を使用した確実な通信戦略を整備する
通信手段は 1 つの通信形態に依存しないで準備するようにしておきます。有線電話、携帯電話、SMS、衛星電話、無線など。これに、東日本大震災でも有効だと証明されたソーシャルメディアです。
ソーシャル メディアには確かにセキュリティとリスクの懸念がありますが、既に個人のレベルでは使用されています。災害対策を含めた業務レベルでこれらを無視したり、個人の使用を禁じたりするのではなく、今こそこうしたツールの有効利用を模索し活用していくべきなのです。

6.拠点配置の考え方を見直す
東日本大震災をうけて注目されたのは、拠点の配置。
これまでは、天候と地形を考えて、低リスクの土地を選ぶことを中心にリスク緩和が考えられてきました。
しかしメインのデータセンターとリカバリのデータセンターを、場所は離していたとしても、それが今回で言えば、どちらも事故を起こした福島原子力発電所の運営者である東京電力から電力の供給を受けていたとしたら、リスク回避としては意味がなさないものとなってしまいます。
地形的な観点に、インフラ観点も加味して検討する必要があるというわけです。

7.いかなる状況でも機密データを保護しなければならない
企業は状況にかかわらず、保有している機密データを保護する責任があります。
さまざまな状況を想定して、個人情報やその他の機密データの盗難や紛失を防がなければなりません。
データ保管のひとつの有効な手段として、近年クラウドサービスが注目されています。

業務を続ける(事業継承)ためにも、リスク管理はぜひ定期的に見直していただきたいと思います。

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